〔Q&A〕


◇マジカルピック

Q1:マジカルピックとマジカルチップはどう違うのでしょうか。

マジカルピックは先端がゴム状の白い樹脂、マジカルチップの先端は白いスポンジです。

マジカルピックもマジカルチップも基本的に同じような使い方をします。

どちらも弱い吸着力でピックアップして、接着剤を塗った上におくことでピックアップしたストーンがうまく離れてくれます。

マジカルピック先端は弱い粘着性のある、ゴム状の丸い樹脂。先端が小さく、球状なので、小さなストーンに向きます。

先端のみの交換はできません

マジカルチップ先端は白くて柔らかいスポンジです。スポンジが相手にくっつきます。マジカルピックよりも先端は大きく(直径3ミリと直径5ミリ)スポンジだけの交換ができます。(スポンジは各タイプとも同じ材質です)

 

Q2:マジカルピックのくっつく力が弱くなってしまったのですが。

先端の吸着樹脂が汚れてきますと、くっつく力は弱くなります。

そのときは、付属のクリーナー又は市販のセロハンテープの粘着面に、先端をちょんちょんと軽く押し当てて、汚れを取り除いて下さい。 

しかし、接着剤や、トップコートなどが付いて固まってしまったときは、クリーナーだけでは回復しません。その際は目の細かい紙やすり(600番程度)で表面を削っていただき、クリーナー(セロテープの粘着面)にちょんちょんと軽く押し当てて削りかすを取っていただくと回復します。

マジカルピックの先端の吸着樹脂は、樹脂自体に弱い粘着性があり、表面だけでなく中のほうも弱い粘着性を有します。ですから固まってしまった表面を削り取ってやることで回復させることができます。(削り過ぎると芯が出てきて使えなくなりますのでご注意願います)ただ、どうしても削った後の表面がなめらかでないので、削った後の粘着力は少なくなります。

もう一つの対処方法として、接着剤等を溶かすことのできる溶剤、例えば除光液やジェルクリーナー(イソプロパノール)で先端を拭くことが有効な場合があります。その際は、必ず先端だけを短時間で軽く拭いて下さい。長時間浸してしまいますと、軸が溶けたり、吸着樹脂が傷んでしまいます。

 

Q3:ラインストーンを貼るとき、マジカルピックから離れてくれないのですが。

トップコートや接着剤の粘り気が少ない(さらさらした状態)とき、ラインストーンがうまく離れてくれない場合があります。特にストーンが小さい場合、接着面積が小さいためこの傾向が強くなります。このような場合は、先端の吸着部を指でさわってくっつく力を落とすと、うまく離れるようになります。

逆に、くっつく力が弱くなりすぎたときは、Q2の方法で回復させることができます。


◇マジカルチップ

Q4:ラインストーンを貼るとき、マジカルチップから離れてくれないのですが。

トップコートや接着剤の粘り気が少ない(さらさらした状態)とき、ラインストーンがうまく離れてくれない場合があります。特にストーンが小さい場合、接着面積が小さいためこの傾向が強くなります。最初の内(青い保護フィルムを取ったすぐ後)は吸着力が強めになっています。

ご質問のようにラインストーンがスティックから離れにくいときは、吸着スポンジを指先で軽く1~2回触れてみて下さい。吸着力が減少してうまく離れてくれるようになります。

また、吸着力は下記(Q5)の方法で回復します。

Q5:マジカルチップの吸着力の回復方法について教えて下さい

吸着スポンジの汚れを取ってやると吸着力は回復します。

その方法として、水洗い、又は濡らした布で軽く拭いていただきますと、ある程度回復させることができます。回復の程度は、数字では表しにくいのですが、例えばラインストーンを取り上げているうちに徐々に落ちやすくなってきたときは、この方法で再度のピックアップが可能になります。

ただし、濡れている状態では吸着しない性質ですので、吸着スポンジが濡れたときには、スポンジを何か(汚れていないプラスチックなど)に押し付けて水気を取ってやる必要があります。

しかし、汚れは完全には取れませんし、吸着スポンジも痛んできますので、ある程度ご使用になられましたら吸着スポンジを交換して下さい。(マジカルチップSには交換用スポンジは付属しておりません。)

Q6:マジカルチップの吸着の強さは?

吸着した物は、じんわりとはがれますので、吸着力を数字で表すことは難しいです。

また、吸着力は回数を重ねるにつれ減少して行きます。

一例としまして、直径5mmの吸着スポンジは、20gの金属を約10秒保持するというデータがありますが、環境温度やスポンジの汚れ具合や傷みの程度などで変化しますので、申し訳ございませんが一概にお答えすることができせん。

また、温度が高くなるにつれ吸着力は減少します。

例えば、40℃での吸着力は、20℃の半分程度に減少します。これは、温度が上がることにより、樹脂が軟化するためです。

Q7:マジカルチップは、はんだ付けに使えますか。

使えません。高温になるところには使うことができません。吸着スポンジの耐熱温度は100℃程度です。


◇マジカルトレイ

Q8:マジカルトレイFDとマジカルトレイTの違いは?

マジカルトレイFDは、振るだけでラインストーンが表向きます。トレイに付いている「つぶつぶには粘着性はほとんどありません。

マジカルトレイTは、スティック等を使ってストーンを転がして表向けます。トレイに付いている「つぶつぶに粘着性があり、そこに引っかけて表向けます。トレイを振ってもストーンは「つぶつぶにくっついて動きません。

マジカルトレイFDはSS12以下のサイズに適しています。表向ける作業はTタイプよりもはかどります。アクリルストーンは軽いためつぶつぶに引っ掛かりにくく、表向きにくいです。

マジカルトレイTは、ほとんどの大きさに適しています。つぶつぶには弱い粘着性があるため、ストーンはピックアップしにくくなっています。そのため、表向けたあとは、中央のつぶつぶの無いところへ寄せてピックアップする必要があります。